2012年9月25日火曜日

ヴェネツィア少しだけ水没

ヴェネツィアでは秋から冬にかけて、高潮が発生して水面が地面より高くってしまう水害が度々あるそうです。イタリア語では、アクアアルタと呼ぶそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/アックア・アルタ

なので自分も、日本から築地仕様の長靴をもってきています。

9月に入ってから、街のあちこちにでこのような設備を見かけるようになりました。
街が水没したときに使う臨時通路なのだそうです。


組み立てると高さ50センチくらいの長テーブル状になって、それを何十台もつなげて並べて、そのテーブルの上を人が歩くそうです。

事前に準備しているなんて、さすがですね。

先日買い物に行く時に水上バスに乗っていたら、なんだか岸辺の水位が高い!のに気が付きました。
水没というわけではないですが、運河の水位が地面スレスレ。


普通の水位がこれくらいです、違いがわかるでしょうか。


運河わきで食事している人の足元も、水がせまっています。




サンマルコ広場では広場の1/3くらいが水たまりになっていました。


大きな寺院に向かって左側の土地が低いのでしょうか。



まだ長テーブルの通路を設置するほどではないようです。


観光客のみなさんも、あまり気にしないで水たまりを避けて歩いています。





子供が水たまりが好きなのは世界共通?
水たまりの部分でバシャバシャしながら楽しそうに遊んでいました。



本格的な高潮になるとこの広場全体が水没するそうです。
そんな高潮ってYoutubeで見たことはありますが、実際に見るとどうなんでしょう?

これからが高潮の本格シーズンらしいです。
心配ですが、一度は見てみたいのでちょっと楽しみでもあります。


2012年9月23日日曜日

漁師町 キオッジャ(2)

キオッジャの魚市場を出てから、マーケットを散策。
200メートルくらいの長さで大通り両側に店がならんでいます。
コンテナ山盛りの果物。



おもちゃ屋さん。



チーズ屋さん。




洋服を真剣に吟味するお母さんたち。



魚市場を出てキオッジャの街を散策してみると、日本の漁港と雰囲気がにていると感じました。
こちらがキオッジャの港。



こちらは日本の明石漁港。


ベネツィア本島のような慌ただしさがない、のんびりした雰囲気がよかったです。

裏通りのバールでは、地元のお父さんたちが集まって飲んでいました。

まだ朝の11時なんですけどね。(笑)

動画はブレブレのボケボケですが、雰囲気は伝わりますか?


お腹がすいたので、サンドイッチをたべようと喫茶店へ。

ヴェネツィア本島とちがって、ここでは日本人観光客はとっても珍しいようです。
お店の人や、お客さんにいろいろ話しかけられました。
その喫茶店でお友達になった、タイ出身でキオッジャ在住のみなさん。


イタリア語はほとんどわかりませんが、雰囲気でなんとなくコミュニケーション取りながら、すぐに仲良くなれました。なんとかなるもんですね。
名前を教え合ったり、日本の文字を教えてあげたり、楽しいひとときでした。

帰りに豆屋さんで豆を仕入れました。
イタリアの豆を調理するのももちろん初めて。さてどうやって食べればいいのでしょうか?



片道2時間、ちょっとした小旅行でしたが、知らない街を見るのは発見と出会いがあって楽しいですね。

漁師町 キオッジャ(1)

漁師町キオッジャに行って来ました。

ヴェネツィアから船とバスを乗り継ぎ、リド島も抜けて、片道2時間くらいかかります。
こんなに遠いのですが、例の水上バスのパスポートがあれば無料でいけちゃいます!



途中、路線バスがそのままフェリーに乗ったりします。これにはびっくり。



ヴェネツィアを出てから2時間。ついにキオッジャの街が見えてきました!


ここキオッジャでは毎週木曜日、大通りでマーケットが開かれるそうです。
この日もマーケットは大賑わいでした。
 





キオッジャは漁師町だけあって、魚市場が有名なのだそうです。

この魚市場は昔から赤いテントの屋根が特徴で、市場内は赤みがかった色になっています。並べている魚を美味しそうに見せるためだとか。
日本と違いますね。


ヴェネツィアの魚市場と違って、観光客がほとんどいませんでした。
毎日買いに来る地元のみなさんで賑わっています。


 間口2メートルくらいの小さな魚屋さんが全部で20店くらい。
見慣れない魚もありますが、ヴェネツィアの魚市場と同じような品揃えでした。
この時期は舌平目、イワシ、スズキ、イカ等がメインでしょうか。




活気のある市場の雰囲気は大好きです。
 帰り道も2時間かかってしまうので、お魚は仕入れられませんでしたが。

このあとキオッジャの街を少し散策しました。つづきは次のエントリにて。


2012年9月11日火曜日

毎日のごはん

毎日の食事も、最初は勝手がわからず苦労しました。

スーパーで買ってきたハム、チーズ、生野菜だけだったり。


備え付けの調理器具が使い物にならなくて、ボソボソのスクランブルエッグになったり。


見慣れない材料。言葉がわからなくて買い物にも一苦労。
その条件の中でどのように調理すればよいかもよくわからず。
なんだか得体のしれない煮物になったり。

まぁ、そんな感じでしたが毎日作っている内に、なんとか形も整ってきたようです。
昨日の朝食。


ヴェネツィアの市場の魚は、8月がお休みだったこともあって、まだ今ひとつピンとこないのですが。。。
肉が安くて美味しいということがわかってきました。





いろいろチャレンジ中です。骨付き豚すね肉の煮込みとか。


こちらは仔牛の骨つきすね肉。パサつかずにとろとろに仕上げることができました。


オーブンも利用するようになってきました。修行時代にも一度も使ったことないのに!

仔牛のローストビーフです。温度管理の大切さを把握してきています。


トリッパにも挑戦。牛の胃袋の煮込みです。
驚いたことに、牛や豚の各種内蔵なども普通に肉屋やスーパーで手に入るのです。


自分は和食とお魚一筋だったので、今は全てが未知の世界です。

毎日、発見と経験の積み重ねでございます。

2012年9月10日月曜日

9月になって市場に活気が戻って来ました


8月のヴェネツィアはお休みしている店が多かったです。
チーズ屋さん、ワイン屋さん、肉屋さんなど地元の人向けの店は、軒並み一ヶ月くらい長期休暇でした。みんなバカンスに行っちゃうのですね。
市場も品物が少なくて、ちょっとさみしい感じでした。

9月になって、ついに市場に活気がもどってきました!



ひさしぶりに人で賑わっています。活気のある市場はやっぱりワクワクしますね。


魚売り場も活気づいています。
8月は観光客ばかりだったのですが、今は地元のお母さんたちがどんどん買い出しに訪れています。店の人の動きもキビキビしています。


野菜も果物も色鮮やか。


ズッキーニの花。フライにしたりするのだそうですが、どんな味がするのでしょう?


このトマトも、見てくれはゴツゴツして不恰好ですが、濃厚な味でおいしいです。


日本では一年中同じような野菜が並んでいて季節感が薄いですが、こちらでは季節ごとに野菜の顔ぶれがガラリと変わるのだそうです。

やっぱりキノコが秋の主役なのでしょう。八百屋さんでも一番前面に並べていました。
イタリアの秋の味覚を探りながら、楽しんでいきたいです。






2012年9月8日土曜日

水上バスで夜の散歩

水上バスの定期券を使って、さっそく夜のヴェネツィア散策してきました。
時刻は午後8時30分。でもまだほんのり夕焼けが残っています。



夜の大運河を水上バスで通るのは初めてです。
運河沿いの宮殿も、ライトアップされてきれいです。



こんなきれいな景色が運河の両岸にずっと連なっています。


ヴェネツィアで一番有名なサンマルコ広場に近づいてきました。世界一きれいな広場とも言われているのだそうです。


到着!船着場の前からすでに夢の様な眺めです。


広場の中もきれいにライトアップされています。


この高い建物は鐘楼といって、教会の鐘を鳴らす塔なのだそうです。
昼間は上にも観光客が登っていました。


広場の中に立つと、四方からきれいな光に囲まれます。


広場の中に屋外カフェもありました。生演奏も!


客席に座ると有料なので、その少し外側から。
たくさんの観光客が、きれいな演奏にうっとりしていました。



こちらはとなりのカフェの生演奏のビデオです。こちらの演奏はノリがすごかったです。



帰りはゆっくり歩いて帰りました。夜中12時近かったですが、ヴェネツィアは安心して歩ける街なのでよかったです。